*コトノハ看板詩集*
跳ねる子ども
躍る風

光る瞳
まなざしのその先

眩いだけじゃない
色彩の万華鏡

どれもすべて美しく
掴めないくらい綺麗

恋は瞬間
さよならは突然

愛は永遠というけれど
永久に続く甘い毒薬

知らず知らずに口に運ぶ
陶酔と葛藤の狭間に
風の正体は「気」
雨の実態は「糸」

何も無い所に実は全て有る

全て有る世界には本当は何も無く
崩壊し始まろうとする息吹きだけが
時の壁を越え世界に舞い降りる。

世界の本当の名前は「空」
何も無いが満ちあふれた
虚空の灯火
生命の歓喜
喜びの響き
魂持つ者共通の
響き合う感性

初めて出会う対の魂

新たな息吹きを産む
神聖な迎合

神秘の歓喜
春に風が吹くでしょう?
夏にも、秋にも
そして冬にも。
そうやって地球はいつでも
呼吸をしている。
私たちを吸い上げて
すべてを混ぜて
良いものにして

頃合いの良い頃に
ふぅっと吐き出してくれる。

心地よいときもあれば
そうでないときもあって
少し揺れる事もあるけども

良いものだけを受け止めて
おもいきり吸い上げて
地球と共に息をする。

それが 地に足をおろして
ふわりと風を起こす方法。
あなたはあなたらしく
どうぞ生きてください


変に大人ぶるのではなく すなおに
もっとすなおに生きてください

変にやさしくするのではなくて もっと
自分を知ってください

人は すぐに大きくなれるものではないもの

大きな杉のように
時間をかけて大きく
大きくなってください

はりぼてのあなたは見たくない

どうぞ
人生という水を吸う
大きな
大きな木になってください

モドル